News:ニュース速報 | 2001年4月10日 03:07 更新 |
独立行政法人・通信総合研究所(CRL)とNTT,インターネットイニシアティブ(IIJ),インターネットマルチフィード(MFEED)は4月10日,日本標準時(JST)をネットで公開する実験を始めた。
インターネットで時刻情報提供に利用される標準プロトコル「Netwrok Time Protocol」(NTP)を採用し,一般ユーザーがJSTを利用できるようにNTPサーバを公開する。時刻源はCRLの原子時計。公開サーバとの時刻のずれは1000分の1秒以内だが,サーバの時刻とJSTとの誤差情報をリアルタイムで提供する世界初の試みも実施する。
時刻サーバには,CRLとIIJが共同開発した方式と,NTT情報流通プラットフォーム研究所が開発した,ISDN回線から周波数の基準を取得して動作させる方式の2種類の時刻供給方式を採用。MFEEDの時刻配送網運用技術を使い,配信される時刻情報の精度を確保する。実験でシステムの検証を行い,将来は精度が高く安定した時刻情報配信サービスを本格化させる。
公開されたNTPサーバは以下の通り。
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