News:ニュース速報 2001年4月17日 07:40 更新

東芝が「微透過型」低温ポリTFT液晶を商品化,8割が反射構造

 東芝は4月17日,微透過型低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイを商品化したと発表した。4月にサンプル出荷を開始し,6月から順次量産する計画。

 画素の約8割が反射構造,残り約2割が透過構造を採用。従来の半透過型液晶ディスプレイと比べて反射率が高く,明るさが半透過型に比べ60%向上。暗い室内でも色の再現性に優れているという。そのためバックライト点灯頻度を減らすことができ,モバイル機器の低消費電力化につながるとしている。

 ラインアップは4型(640×480ピクセル)と8.4型(800×600ピクセル),10.4型(1024×768ピクセル)の3種類。表示色数は26万色。4型の最大表面輝度は30カンデラ/平方メートル(微透過時),コントラスト比は12:1,消費電力は反射時0.4ワット/微透過時2.2ワットとなっている。

 サンプル価格は4型が5万円,8.4型が8万円,10.4型が10万円。4月18日から開かれる「電子ディスプレイ展」(東京ビッグサイト)に出展する。

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