News:ニュース速報 2001年4月19日 05:29 更新

セガが「GAMECUBE」参入を表明,PSOを他プラットフォームにも

 セガは4月19日,構造改革に関するアナリスト説明会において,任天堂が9月に発売する「GAMECUBE」に参入することを正式表明した。既にタイトル開発に着手しており,米国で5月に開催されるゲームショウ「E3」で披露する計画だ。またドリームキャスト用ネットワークRPGゲーム「ファンタシースターオンライン」を他社プラットフォームに提供することも明らかにされた。

 セガの共同最高執行責任者で構造改革推進本部長を務める香山哲氏は,撤退を決めたドリームキャスト事業について,「ドリームキャストの値下げ戦略は現在のところうまくいっている」と説明。200万台以上も抱えていたドリームキャストの在庫は現在100万弱まで減っており,特に,米国では値下げ後第1週目の大手小売店での売上が,2〜3倍増加したという。

さらに香山氏は,ハードメーカからソフトメーカへの体質改善に際し,「まず財務改革が必要」と強調する。具体的な改革案としては,2002年3月末までに人員を1081名から700名に削減。プロジェクト単位による管理会計導入や広告宣伝費の圧縮などにより経営効率の向上を図り,2002年3月期にセガ単体で営業利益黒字化を目指す。また香山氏は「必要があれば本社売却も検討する」との見方も示した。

関連リンク
▼ セガ

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.