News:ニュース速報 2001年4月23日 07:21 更新

ミノルタと富士通,カラーレーザープリンタ開発で合弁会社

 ミノルタと富士通は4月23日,カラーレーザープリンタ開発を行う合弁会社「エフ・アンド・エム・イメージ」を設立することで合意したと発表した。

 タンデム方式のカラーレーザープリンタを開発,両社それぞれの販路を利用し,2002年春に本格的に市場参入する。ミノルタはデジタルコピーで培った電子写真技術と画像処理技術,トナー,光学ヘッドを持つ。富士通はシステム制御技術やコントローラ開発,回路設計を持ち寄る。

 新会社は5月16日付で設立。資本金4億円のうち,ミノルタが60%,富士通が40%を出資する。

 タンデム方式は1列に配置した4色のドラムが,1度のプロセスで4色を連続して紙に転写する方式。理論的には1色ずつ転写する通常のカラー印刷方式の4倍,つまりモノクロと同じスピードでプリントできる利点がある。従来は画質が通常方式に比べ劣っていたため採用機種は少なかったが,技術革新で今後の普及が進む可能性がある。

関連リンク
▼ 富士通のニュースリリース

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.