News:ニュース速報 2001年4月23日 08:39 更新

分散型システム利用のブロードバンド動画配信実験

 メーカーなどで構成するコンテンツ流通プラットフォーム実証実験推進協議会のビデオストリーミング実験グループは,ブロードバンドを利用した分散型映像コンテンツ配信実験を5月10日にスタートさせる。コンテンツIDや運用性について検証するのが狙い。実験期間は約1年間の予定。

 沖電気工業が開発した分散型マルチメディアサーバ技術や電子透かし技術をベースとしたシステムを利用する。サーバ自体は分散化されているが,ユーザー側は配信サーバの位置を意識せずにストリーミングを快適に利用できるという。東急ケーブルテレビジョンのCATVネットと東京めたりっく通信,コアラのADSLサービスを実験に利用し,各社ユーザー向けに動画を配信する。コンテンツは「コンテンツID」を埋め込んだMPEG-4形式で提供。オンデマンドなニュースや映画配信,遠隔教育サービスの実用性を検証する。

関連リンク
▼ コンテンツ公開サイト

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.