News:ニュース速報 | 2001年5月1日 02:32 更新 |
日本アイ・ビー・エムはこのほど,同社藤沢事業所が開発した世界最小のHDD「マイクロドライブ」が,米NASAのスペースシャトルミッションでも活躍,厳しい条件下での信頼性を証明したと発表した。
マイクロドライブは米Eastman Kodakのプロ用デジタルカメラ「DCS660」の記録メディアとして1Gバイトモデルが採用された。2月のシャトルミッション「STS-98」(アトランティス)と,3月の「STS-102」(ディスカバリー)で宇宙を撮影した。記録容量が大きいためメディアをひんぱんに交換する必要がなく,クルーの生産効率が向上したという。マイクロドライブは,放射線照射や微少重力環境での耐久性といったNASAのテストもクリアしているという。
米IBMの担当者は「マイクロドライブがNASAの歴史的飛行を撮影するのに有効だとすれば,子どもが初めて微笑んだ時の表情や,仕事上の重要な文書を保存する上でいかに効力を発揮するか,容易に想像できるでしょう」とコメントしている。
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