News:ニュース速報 2001年5月1日 06:00 更新

まだあった「チェルノブイリウイルス」被害

 企業向けコンピュータウイルス対策ソフトのソフォスは5月1日,4月のウイルス報告状況トップ10をまとめた。

 英本社を始め,同社グループのテクニカルサポートに寄せられた報告をもとにまとめた。トップはワーム「W32/Magistr-A」で報告中の27.4%を占めた。同ウイルス自身にSMTPクライアントが含まれているため,通常のワームのようにOutlookを利用しなくても増殖できる点が特徴。Outlook以外のメーラー利用者も注意が必要だ。

 2位は「VBS/Kakworm」(14.0%),3位は「W32/Hybris-B」(12.6%)。また6位に「W95/CIH-10xx」,いわゆる「チェルノブイリウイルス」がランクイン。原発事故が発生した4月26日に起動するようにプログラムされている。発見されたのは3年前だが,「多くのユーザーがウイルス対策の更新を怠っているために被害を被っている」(同社)という。

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[ITmedia]

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