News:ニュース速報 2001年5月18日 08:36 更新

ウイルス対策ソフト各社が新種ワームに警告

 ウイルス対策ソフト各社が相次いで新種ワームを警告,ユーザーに定義ファイルの更新などの対策を呼び掛けている。

 シマンテックと日本ネットワークアソシエイツは「VBS.VBSWG2.Z@mm」(VBS/VBSWG.Z@mm)を警告。感染したユーザーのOutlookに登録されているアドレス帳に,「Mawanella.vbs」という添付ファイルを自ら発信して被害を広げる。シマンテックは危険度を「3」から「4」に上げて警告。日本ネットワークアソシエイツによると「VBS/VBSWG.Z@mm」は日本語OSでは動作しないとしている。

 トレンドマイクロは「ELF_SADMIND.A」を警告。同ウイルスはSolarisのセキュリティホールを利用してコピーを頒布。IISサーバのセキュリティーホールから侵入してWebサイトを「fuck USA Government」などと書き換える。同社は新定義ファイルで対応するほか,サイト管理者にはSolarisとIISの修正パッチを当てるよう呼び掛けている。

[ITmedia]

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