News:ニュース速報 | 2001年5月22日 12:23 更新 |
アスキーは5月21日,創業者の西和彦副会長を含む全取締役11人の退任を決めたと発表した。債務超過に陥った責任をとるという。ただ西副会長ら数人を除き,6月の株主総会で再選任される見通しという。
アスキーは1998年,故・大川功氏の意志でCSKから増資を受けて債務超過を解消。ところがその後も不振が続き,2001年3月期は再び債務超過に陥っていた。
西副会長はCSKの援助を受けた際,債務超過の責任を取って社長を辞任。今後はアスキー特別顧問に就任,MIT教授など教育分野に活動の舞台を移すという。
アスキーは1977年,西副会長が創業。西副会長はベンチャー起業家の草分けとして注目を集めていたが,バブル期の過剰投資がたたり,90年代に入って一気に業績が悪化していた。
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