News:ニュース速報 | 2001年5月25日 05:19 更新 |
花王は5月24日,同社の商品キャンペーンを目的とした会員制メールマガジンに,コンピューターウイルス「Hybris」が混入したまま,会員約3万3000人に送信した,と発表した。
同社によると,5月23日午後8時20分から同24日午前7時ごろまでに,同社「リーゼクラブ」のメールアドレスから送信されたメールにユーザーが返信した場合,登録ユーザーすべてに自動的に一斉転送される状態となっていた。そのため,Hybrisに感染したユーザーからウイルスメールが同社に送信され,そのメールが会員約3万3000人に一斉配信されてしまった。
ただウイルスに感染していた返信メールは,同社が使用を中止していたメールアドレスに送信されており,さらに本来はないはずの一斉転送機能が働いたなど不可解な点もあり,同社は「詳細は現在究明中」としている。
同様のトラブルでは,2月にワコールが会員約6500人にHybrisメールを送信する事件があった。この時も別ルートで感染したユーザーからのウイルスメールがメールマガジン配信サーバに送られ,サーバが自動的に一斉転送したことで被害が広がっている。
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