News:ニュース速報 | 2001年5月30日 07:33 更新 |
東芝は5月30日,26万色表示を実現した有機ELディスプレイを開発したと発表した。同社によると,フルカラー表示が可能な有機ELディスプレイは世界初。2002年4月の製品化を予定している。
開発したディスプレイは2.85型。144×176ピクセル(QCIF)/6ビット64階調26万色表示が可能だ。有機膜は高分子タイプを採用。溶媒の材料技術開発に加え,真空状態ではなくても塗布が可能なインクジェットプリンティング技術を新開発したことで,大型化と高精細化が可能になるという。低温ポリシリコンTFT技術も応用している。まず携帯電話やPDA向けディスプレイに生産を開始し,その後ノートPCなど大型ディスプレイなどでも実用化を目指す。開発品は6月5日から米国で開かれる「SID2001」で参考出展する。
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