News:ニュース速報 2001年5月31日 05:54 更新

エプソン工場の薬品もれで再発防止策発表

 セイコーエプソンは5月30日,5月17日に同社塩尻事業所(長野県塩尻市)で起きた薬品もれ事故について詳細を報告,事故の再発防止策を発表した。

 事故が発生したのは5月17日。排水浄化のために仕様する過マンガン酸カリウム水溶液が事業所外にもれ,近くの塩尻中学校敷地内の池に流入。コイなど約130匹が死んだ。人間に被害はなかった。

 同社は各種の工事の際,ISO 14001に基づく環境影響評価を実施しているが,「事前評価は一般工事用で,地下水浄化システムのような特殊工事の評価項目としてはもれがあり,事前評価が十分ではなかった」ことを認めた。今後,もれた同水溶液の影響について監視を継続的に実施するほか,地下水浄化時の同水溶液使用を当面見合わせる。また特殊工事前のリスク調査を十分に行うなどの再発防止策を徹底するとしている。

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