News:ニュース速報 2001年5月31日 01:14 更新

ThinkPadの内藤理事がIBMフェローに

 米IBMは5月30日(現地時間),ノートPC「ThinkPad」の開発責任者である日本アイ・ビー・エムの内藤在正技術理事を「IBMフェロー」に任命したと発表した。

 IBMフェローは,IBMの技術とビジネスに貢献した専門家に対しIBM会長が任命するもの。任命されると,IBMの戦略に沿う範囲で自由にプロジェクトに取り組むことができる。日本人では江崎玲於奈氏(ノーベル賞受賞,現芝浦工大学長),塚田裕氏(日本IBM理事)に続き3人目。内藤技術理事は1974年に入社。ThinkPadの前身である「PS/2 Note」の開発を経て,1992年のThinkPadブランド創設以来,一貫して開発を手がけてきた。脱着可能なドライブベイや省電力化を図ったインテリジェントバッテリーパックなどを開発した実績がある。内藤技術理事は「ノートPCの開発に関してはゼロからのスタートだった。ほとんど自分たちでバッテリー・オペレーション(電池駆動),パワー・マネージメント(省電力)の基礎から創りあげなければなりませんでした。すべてが新しい試みで本当に大変だった」とコメントしている。

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[ITmedia]

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