News:ニュース速報 2001年6月29日 04:14 更新

北野共生プロジェクトの「PINO」がロボット玩具で登場

 ZMPは6月29日,自律型ヒューマノイドロボット「PINO」の研究機関や大学への販売・レンタル,ならびにデザインのライセンスビジネスを開始すると発表した。

 ZMPは,PINOを開発した科学技術振興事業団ERATO北野共生システムプロジェクトから技術移転を受けている。ZMPは,北野共生プロジェクトの総括責任者である北野宏明博士やPINOのデザインを担当した松井龍哉氏が提唱して,今年1月30日に設立されたロボットベンチャー企業。

 ZMPによれば,既に,国内外の研究機関や大学から引き合いがきているほか,7月10日に東京・お台場にオープンする日本未来科学館にも展示されるという。

 また,PINOのデザインについては,ツクダオリジナルがライセンス契約を結び,「ロボットフレンドPINO」として製品化。自立型の2足歩行ロボットも販売するという。

 価格は,1/3スケールが5980円(8月末日発売),2/3スケールが1万2000円(10月発売)の予定。初年度で20億円の売り上げを目指す。なお,北野共生プロジェクトのPINOは,全長が70センチ,全幅が32センチ,重量は4.5キロ。

 
[ITmedia]

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