News:ニュース速報 2001年7月3日 08:26 更新

東芝とIBM,ディスプレイ事業で合弁解消

 東芝と米IBMは7月3日,両社が共同出資する液晶ディスプレイ生産会社,ディスプレイ・テクノロジー(DTI)について,8月下旬までに合弁契約を解消,事業を分割することで合意したと発表した。

 DTIは東芝と日本アイ・ビー・エムの均等出資で1989年に設立した,アモルファスシリコンTFT液晶ディスプレイの生産会社。アモルファスシリコンTFTについて,東芝はノートPCなどの大型ディスプレイに加え,携帯機器向け中小型事業を拡大。一方,IBMは大型高精細ディスプレイや各種ネットワーク端末などに幅広く対応させる方針。設立当初の目的だった量産体制は既に確立しており,両社それぞれの市場ニーズに合わせて事業を進めるため,合弁を解消する。

 DTIは東芝が設立する新会社に姫路工場のラインを譲渡。DTIは,IBMの100%子会社として野洲工場で生産を続ける。両工場とも生産能力は現状を維持する。

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