News:ニュース速報 2001年7月13日 08:03 更新

国内企業のIT利用は着実に拡大,一方でASPは伸び悩み ガートナー

 ガートナージャパン(旧日本ガートナーグループ)は7月13日,国内企業のIT利用について調べた結果を公表した。

 調査によると,2001年3月時点でWebサーバの利用率は78.4%に上り,1997年の20.6%から飛躍的に拡大した。Webアプリケーションサーバは約25%(2000年2月は15%),企業間ECも12.4%(同5.4%)とインターネットのビジネス利用が進んでいる。

 CRMの利用率は5.5%(同1.7%),ERPは12.1%(同8.5%),データウェアハウスは19.1%(同15.9%)と軒並み拡大。その一方でASPは1.5%(前年データなし)と低率にとどまった。同社は「企業がセキュリティ確保や既存システムとの連携について,ASPに不安を抱いている点が普及の障害になっているようだ」と指摘。ただASPの利用を検討中などとした企業は18.6%あり,ユーザー企業の不安をどう取り除くかで需要は変わると見ている。

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