News:ニュース速報 2001年7月31日 11:37 AM 更新

Windows XP日本語版,11月16日発売

 マイクロソフトは7月31日,新OS「Windows XP」日本語版を11月16日に発売すると発表した。「Professional」「Home Edition」の2製品がラインアップされる。価格は明らかにしていない。

Windows XP発売について語る阿多社長

 同社が公表したハードウェア要件によると,CPUが300MHz以上,メモリは128Mバイト以上をそれぞれ推奨,HDDは1.5Gバイト以上の空き容量が必要としている。

 マイクロソフトは同日,同OSのリリース候補(RC)1日本語版を報道関係者らに配布した。また企業ユーザー向けにRC版約5万枚を配布する「Windows Preview Program」を8月10日に開始し,製品発売に先駆け,導入に向けたシステム検証を促す。

 また対応ソフト/ハードの品質向上を目的として,「Designed for Windows XP ロゴプログラム」を8月から順次スタート。同社のテストに合格した製品に「Designed for Windows XP ロゴ」を付与,ユーザーは同ロゴが入った製品を購入することで対応が保証されるという。メーカー製PCを対象とした「Windows XP Ready PC」キャンペーンは既に各社の夏モデルで始まっている。

 一般ユーザー向けにはプレビュー版を配布する予定はない。同社は9月19日に開幕する「WORLD PC EXPO 2001」で過去最大規模のブースを出展,一般ユーザー向けに新OSを紹介する。同イベントでは米MicrosoftのRich Belluzo社長による基調講演が予定されている。

 英語版は10月25日にリリースされることが既に発表されているが,日本語版は英語版の3週間後の発売となる。これまで,英語版出荷から2週間後に日本語版がリリースされるという法則があったが,今回はやや遅れての発売となった。

 発表会でマイクロソフトの阿多親市社長は,Windows XP発売にあたり「21世紀の大きな潮流はブロードバンド。XPは,このブロードバンド時代の新しいWindowsとなる。ブロードバンド時代では,全世界の映像や放送がリアルタイムに配信される。そのようなリアルタイムコミュニケーションを安定して届けられるのがXPだ。英語版から3週間遅れの11月16日の発売となるが,この間,日本語化や品質の向上を図ってお届けする。21世紀におけるコンピューティングの新しい核にしていきたい」とコメントした。

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