News:ニュース速報 2001年8月1日 04:36 PM 更新

デジカメ画素数は「有効画素数」を最優先 JCIAがガイドライン

 カメラメーカーで構成する日本写真機工業会はこのほど,デジタルカメラが搭載する撮像素子の画素数表記について新ガイドラインを定めた。

 デジタルカメラで使用されるCCDなどの画素数表記では,デバイス自体の仕様を示す「総画素数」と,光電変換器としての設計仕様を示す「有効画素数」(レンズのイメージサークル内に収まる部分,つまり実際に撮像素子として機能する画素数),実際の画像としてメディアに保存される場合の「記録画素数」が混在。それぞれ明確な定義がないままカタログなどで利用されており,ユーザーの混乱を招いていた。

 新ガイドラインではこのうち「有効画素数」を最優先して表示することをメーカーに求めた。9月1日以降に発売される新製品から適用される。

 デジタルカメラの画素数表記では,富士写真フイルムの「スーパーCCDハニカム」に対し他メーカーが「画素補間であり,実際のCCD画素数と異なる」などとしてクレームを付けた例がある。また300万画素CCDを採用しながら旧型のレンズを流用したため,実際には200万画素レベルの製品が販売されるなど,一部で初心者には分かりにくい状況があった。

関連リンク
▼ ニュースリリース

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.