News:ニュース速報 | 2001年8月24日 07:08 PM 更新 |
博報堂はこのほど,50歳以上の「エルダー世代」の生活意識を調べた「HOPEレポート」をまとめた。
「つながる関係」をテーマに,コミュニケーションについての意識を調べた。それによると,「コミュニケーションをもっとも楽しみにしている相手」との質問には「自分の子ども」と答えたユーザーがもっとも多く,全体の72%に上った。子どもとのコミュニケーション手段に電子メールを挙げる例もあり,「エルダー世代の親子コミュニケーションも『IT化』してきているようだ」(同社)という。
また趣味の仲間との関係でも「地域のIT育成へボランティア活動をする」「趣味の仲間をインターネットで探したい」など,ITやPC・ネット関連の登場も目立った。
博報堂は,これからの年輩層を「『枯れていく』老後観とは異なった、元気で意欲的な「ニューエルダー」ととらえ,「幅広い人間関係を重視し,新メディアを積極的に活用しようとしている」と指摘。IT機器やWebサイトのユニバーサルデザイン対応を求めている。
ちなみに,「配偶者」とのコミュニケーションを楽しみにしていると答えたのは全体の57.3%で2位。ただ性別で見ると,男性が67.3%だったのに対し女性は48.8%。「夫は『妻に片思い』の傾向」(同社)があるとか。
関連リンク
博報堂
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.