News:ニュース速報 2001年9月10日 06:21 PM 更新

USB接続の小型2足歩行ロボット 富士通グループ

 富士通オートメーションと富士通研究所は9月10日,小型ヒューマノイドロボット「HOAP-1」を共同開発したと発表した。同日から受注を始める。オープン価格で,実売予想価格は575万円。

 同ロボットは身長48センチ,体重6キロで2足歩行が可能。20自由度。ハード/ソフトともインタフェース情報を公開し,ユーザーが自由に動作をプログラム可能だという。OSはRT-Linux,CPUはPentium/300MHz相当を採用。ホストPCとUSBで接続して,ユーザーがプログラムした動作を実行できる。またロボット内のセンサーやアクチュエータなどを制御する内部ネットワークもUSBインタフェースを採用しており,拡張が容易という。頭部にはカメラを内蔵。背部の“ランドセル”には無線LAN用のアンテナが2本,やや斜めに装着されている。

 両社では「ロボットの作業アルゴリズム開発や人間とロボットとのコミュニケーションの研究など,多方面の研究開発に利用できる」としている。今後3年間で100体の販売が目標。

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