News:ニュース速報 2001年9月12日 05:31 PM 更新

三洋,めがね不要の3Dディスプレイを開発

 三洋電機は9月12日,専用めがねなしで立体視が可能な3Dディスプレイの新型を開発したと発表した。従来のめがねなし3Dディスプレイと比べ,立体視が可能な範囲を前後方向に3倍に拡大した点が特徴。2002年4月にサンプル出荷を開始する。

 ディスプレイを使って立体視を実現するには左右で異なる像を表示する必要があるが,通常は左右の像の位置が固定されるため,ユーザーの目の位置も固定する必要がある。三洋はユーザーとディスプレイとの距離を検知するヘッドトラッキングシステムと,像の位置を移動させるイメージスプリッタにより,センサーで検知したユーザーの位置に応じて像を表示する技術を開発,前後の幅広い位置で立体視できるようにした。

 画面サイズは277(横)×212(縦)ミリ。1024×768ピクセル相当の表示が可能だ。医療用3Dディスプレイや3次元CAD用途,ゲームなどのへの応用展開を目指している。

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