News：ニュース速報 2001年9月26日　03:53 PM 更新

WebTV，来年3月末で終了

　マイクロソフトグループのウェブ・ティービー・ネットワークスは9月26日，家庭用TVを利用したインターネットサービス「WebTV」を2002年3月末日で終了すると発表した。

　2002年4月1日午前0時で「WebTVセンター」を停止。専用セットトップボックスやドリームキャスト用接続ソフトによるサービス利用が完全にできなくなる。Webサイト閲覧やメールの送受信，掲示板，チャットなどすべてのサービスが同時に停止するという。

　米国ではサービスが続いているが，日本から利用することはできないという。また専用セットトップボックスは他の用途に利用することはできないとしており，ユーザーに対しては「特別プログラム」を提供するとしている。サービス終了後，会社は清算する。同社代表取締役会長は米Microsoft副社長の古川享氏が務めている。

　サービス停止について同社は，ブロードバンドや各種デバイスの普及で「低速アナログ回線を利用した通信環境でインターネットサービスを提供するWebTVサービスの優位性が失われている」と説明している。

　国内のWebTVサービスは1997年12月にスタート。ソニーが発売した専用セットトップボックスを利用し，アナログ回線とTVを結んでインターネットが手軽に利用できる点が売りだった。米国サービスは1996年9月に開始，現時点ではサービスを継続している。

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