News:ニュース速報 | 2001年10月10日 08:09 PM 更新 |
カノープスは10月10日,アナログキャプチャに対応したグラフィックカード「SPECTRA F11 PE32 C-Tune」を発表した。価格はオープンプライスだが,実売予想は3万円前後。11月より販売を開始する。
SPECTRA F11 PE32 C-Tuneは,グラフィックチップにGeForce2 MX400を搭載する「SPECTRA F11 PE32」がベース。D-Sub15ピン出力にアナログキャプチャ機能を追加した「SSH Type-C」を搭載している。メモリは,166MHzで駆動するSDRAM(32Mバイト)を搭載する。
カノープスのGP開発部長である中田潤氏によれば,「C-Tune」の特徴は,インタフェースにAGPを使用することでPCIバスのトラフィックを減少させ,安定したキャプチャ環境を提供する点。キャプチャカードとビデオカードの両方がPCIバスを利用すると「IRQのリソースが食われるほか,PCIバスの占有率が非常に高くなる」(中田氏)。
製品には,AVIキャプチャやDVD再生が可能な「MEDIACRUISE」,MPEG-1/2のソフトウェアエンコーダ「WinCoder」,AVI/MPEG/MP3ファイルを編集できる「WinProducer」が付属する。
また,SSH Type-Cは,SPECTRAシリーズのオプションとして単体でも販売される(12月発売・価格は9800円の予定)。SPECTRA F11 PE32 C-TuneとTVチューナをセットにしたモデルも発売する。なお,SSH Type-Cは,VideoPort 600Aとの併用は不可。SSH-HDTV/SSH-Type-Bとは排他利用となる。
SSH Type-C対応機種は,SPECTRA X20/SPECTRA 8800/SPECTRA 8400/SPECTRA 7400DDR/SPECTRA F11/SPECTRA F11 PE32。
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