News:ニュース速報 2001年10月11日 01:01 PM 更新

日立と旭光学,容量100GバイトのDVD光ヘッド技術を開発

 日立製作所と旭光学工業は10月11日,記録容量が100Gバイトに達する次世代DVD向け光ヘッドの基本技術を開発したと発表した。

 次世代DVDメディアは,従来と同様の直径12センチで片面25Gバイト,2層化することで両面100Gバイトの大容量化が期待されている。次世代DVDは光ヘッドに高分解能が求められるが,現行ヘッドのように対物レンズ1枚で実現することが技術上難しいため,レンズ2枚を組み合わせる方法が考案されている。だが2枚のレンズ間でミクロン単位の調整が必要になる上,レンズとディスク間がわずか0.15ミリになってしまうなど,信頼性の確保が難しいとされていた。

 両社が開発した新ヘッドでは,旭光学工業が対物レンズを,日立が光スポットのゆがみを自動検出・補正するヘッド制御技術を開発。両社の技術を組み合わせることで対物レンズ1枚で信頼性が高いヘッドを開発できた。レンズ2枚のヘッドと同等の性能を持つ上,レンズとディスク間を0.7ミリに広げられるため,衝突の危険も減らせるという。

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