News:ニュース速報 2001年10月19日 06:34 PM 更新

世界PC市場はマイナス11.6%──第3四半期,ガートナー調べ

 ガートナージャパンは10月19日,2001年第3四半期の世界PC市場出荷実績(速報)をまとめた。出荷台数は前年同期と比べ11.6%減と悪化,米国不況の影響が世界市場に顕著に表れた。

 総出荷台数は3058万6000台で,前年同期は3459万6000台だった。シェア2位の米Compaq Computerが前年同期比31.1%減と,米IBMや米Hewlett-Packard,NECなど大手メーカーは軒並みマイナスを強いられる中,米Dell Computerは同10.8%増の423万2000台とシェアを13.8%に拡大,Compaqとの差を3.4ポイント広げた。世界全地域でPC市場の減速傾向が加速しており,日本も苦戦が続いている。

 Compaqは米国同時多発テロで30万台のチャンスロスがあったほか,HPとの合併について,発表当初に疑念をもたれたことも影響したと分析している。また「ハード性能がソフト性能を超えており,ユーザーが買い替え時期を延ばす可能性がある」という。

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