News：ニュース速報 2001年10月29日　08:51 PM 更新

国内PC出荷，前年度比マイナス1割

　マルチメディア総合総合研究所は10月29日，2001年度上半期の国内PC出荷実績をまとめた。総出荷台数は前年度同期比でマイナス10.5％の559万5000台だった。

　同社の調べでは，上半期での前年割れは98年度以来で，10％を超える大幅減は初めて。特に個人ユーザー向けで急速に鈍り，店頭ルートは前年度同期比マイナス17.8％だった。メーカー別シェアではNECと富士通の1位，2位は変わらないが，VAIO人気に支えられたソニーが日本アイ・ビー・エムを抜いて3位となった。

　同総研は当初，本年度通期について前年度比7％増の1500万台と予測していた。だが店頭ルートが好転せず，さらに米国同時多発テロの影響などで景気回復の兆しが見えないことから，最終的には前年度比13％減の1220万台程度に落ち込むと見ている。

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