News:ニュース速報 2001年11月9日 06:49 PM 更新

日本AMD謹製「N-Bench2.0」登場 忍者も健在

 日本AMDはこのほど,ベンチマークソフトの新バージョン「N-Bench Version 2.0」を制作した。AMD製プロセッサへのバンドルや雑誌付録などで配布される予定だ。

和風な「N-Bench」。これはデモのタイトル画面

 新バージョンでは,CPU性能だけを計測する「CPU Benchmark」と,3Dグラフィック性能も加味する「3D Benchmark」の2種類(各4テスト,合計8項目)に分けた。追加されたCPU Benchmarkでは「Integer」×2項目,「FPU」×2項目を計測できる。

評価基準PCはDuron/1GHz+カノープス「SPECTRA F11」。対して旧々コアAthlon/600MHz+GeForce2 MX400(InnoVision製)。結果は惨敗

 日本AMDによると,前バージョンではN-BenchスコアをFPSを元に算出・表示していたが,この方法では一部テストで突出した結果が出た場合,「Overall」スコアに影響が出やすかった。

 このため新バージョンでは,評価基準となるPC(Duron/1GHz+GeForce2 MX)で得られたスコアとの対比でN-Benchスコアを表示するようにした。各ベンチマークの1次スコアを算出,これを基準PCの1次スコアと比較した上で最終的なスコアを算出する仕組みだ。基準PCとスコアがまったく同じ場合,N-Benchスコアは「1000」になる。Overallは8項目のスコアを単純計算で平均化し,少数部分を切り捨てた値となる。

3D Benchmarkの画面。忍者が木の葉隠れの術。さらにヤマタノオロチ(のようだ)の頭の1つが火を噴く

 さらに,Palominoコアで採用された「3DNow!プロフェッショナル」に対応したほか,3D Benchmarkでの最小解像度が640×480ピクセルから800×600ピクセルに変更された。また3Dシーンや特殊効果,音楽は一新され,さらに高性能なマシンに対応できるよう負荷も高くなっている。

 日本AMDでは年末商戦用に,N-Benchを収録したCD-ROMを,AMD製プロセッサにバンドルして配布する計画,既に秋葉原では一部ショップで入手できる。

デモはさすがのカッコ良さ。今度の忍者は般若の面をつけた怪物と大バトル。火を噴く“ヤマタノオロチ”VS“スサノオ”のようなムービーも収録されている。ただし重いのは覚悟。やっぱりAthlon XPがほしくなる

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