News:ニュース速報 | 2001年11月14日 04:50 PM 更新 |
NTT東西地域会社は11月14日,加入電話で新規契約時に必要な施設設置負担金(加入権料)の支払いが不要な電話サービス「加入電話・ライト(仮称)」を総務大臣に認可申請したと発表した。認可されれば,2002年2月にもサービスを開始する。
現行の加入電話では,新規加入時に7万2000円と契約料800円を支払う。新サービスでは,契約料800円と工事量2000円だけで加入できる。その分,月々の回線使用基本料金に640円を上乗せして支払う。住宅用の場合,「1級局」の現行月額は1450円だが,新サービスでは2090円になる。
総務省は8月,加入電話インフラ整備が完了していることから加入権料の廃止をNTT東西に要請していた。NTT東西は新サービスについて,「ADSLの普及拡大と新規需要喚起,初期負担額の内外価格差是正」を理由に挙げている。また既存の加入電話契約者に対しては「サービスは選択的に提供するもの。既存サービスは従来通りの料金で利用でき,既存サービスの権利義務関係には何ら影響を及ぼさない」としている。
また既存ユーザーへの加入権料の返還については,「施設設置負担金は預かり金ではなく,インフラの減価償却額を圧縮することでコストを削減し,その結果として新サービスより割安な価格に設定しているため,返還すべきではないと考える」としている。
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