News:ニュース速報 2001年11月15日 07:50 PM 更新

「CONTAX N DIGITAL」,フィルムサイズCCD搭載で来年2月発売

 京セラは11月15日,一眼レフデジタルカメラ「CONTAX N DIGITAL」を2002年2月1日に発売すると発表した。「CONTAX Nマウント」のカールツァイスT*レンズが使用できる。価格は80万円。

 2000年秋発売の35mm銀塩一眼レフ「CONTAX N1」がベース。対角5点測距オートフォーカスなどN1の機能を踏襲。撮像素子に,35mmフィルムフルサイズ(36×24ミリ)の有効629万画素CCDを世界で初めて搭載した。35mm一眼レフ用レンズのイメージサークルをフルに活かせるため,画角も変わらずに利用できる。画像処理専用の高速DSPの搭載で毎秒3コマの撮影を実現した。撮影感度はISO 50〜1600相当の間で1/3ステップで設定できる。

 記録メディアはコンパクトフラッシュ(マイクロドライブ含む)に対応,PCとのインタフェースはIEEE 1394を採用した。

 同時に,Nシステム普及機として銀塩一眼レフ「CONTAX NX」(9万4000円)を発表。標準ズーム「バリオ・ゾナーT*28-80mmF3.5-5.6」(6万5000円)と超広角ズーム「バリオ・ゾナーT*17-35mmF2.8」(25万円),望遠ズーム「バリオ・ゾナーT*70-200mmF3.5-4.5」も発表された。これらT*レンズはそのままN DIGITALでも利用できる。

 CONTAX N DIGITALの主な仕様は以下の通り。

製品名CONTAX N DIGITAL
形式フォーカルプレーンシャッター式AF/AE一眼レフデジタルカメラ
撮像素子35mm判フルフレーム・有効629万画素CCD(記録画素数:613万画素,原色フィルター)
記録画素数3040×2016ピクセル
記録方式JPEG,RGB-TIFF,RAW
レンズマウントCONTAX Nマウント
オートフォーカスTTL位相差検知方式(対角5点測距)
フォーカスモードシングルAF,コンティニュアスAF,マニュアル
測光方式TTL評価,中央重点,スポット
露出制御絞り優先オート,シャッター優先,プログラムオート,マニュアル
シャッタースピード1/8000〜32秒,バルブ,X:1/125
ホワイトバランスオート,蛍光灯,ストロボ,ワンプッシュプリセット,色温度設定(既定値から選択)
感度設定ISO 50〜1600相当(1/3EVステップ)
ファインダー視野率95%,倍率0.73倍(50mm,無限遠,マイナス1ディオプター),スクリーン交換可能
液晶ディスプレイ2型低温ポリシリコンTFT
記録メディアコンパクトフラッシュ(Type I/II,マイクロドライブ対応)
電源単3形ニッケル水素充電池×4本
サイズ152(幅)×138(高さ)×79.5(奥行き)ミリ
重さ990グラム(電池別)
価格80万円

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