News:ニュース速報 2001年11月21日 01:46 PM 更新

ネット利用者6割近く,ユビキタス化が進む NRI定点調査

 野村総合研究所(NRI)は11月21日,情報通信の利用について実態を調べた結果をまとめた。PCや携帯電話でインターネットを利用しているユーザーが6割近くに上った。

 NRIが1997年3月から半年ごとに定点観測しており,今回で10回目。全国の15〜59歳2000人を対象とし,1414サンプルの有効回答があった。

 それによると,PCと携帯電話でインターネットを利用しているユーザーは,全体の56.6%と1年前と比べ倍増。自宅のPCでネットを利用しているのは全体の44.9%で,そのうちCATVやADSLなどブロードバンド接続を利用しているのは15.5%。「ブロードバンド時代がいよいよ始まった」としている。

 携帯電話とPHSを個人で利用しているのは全体の74.8%に上る。iモードなど携帯電話インターネットサービスを利用するユーザーは33.0%と1年前と比べ20.1ポイント増え,「PCによるネット利用と合わせ,ユビキタス・ネットワーク化が急速に進んでいる」と分析した。

 ユーザーが情報通信に望むのは「大容量・双方向」「いつでも・どこでも」という“ユビキタス・ブロードバンド”。さらに「医療・福祉サービスの向上」「生活の低コスト化」など,身近な生活の利便性向上を望む声が強かった。

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