News:ニュース速報 | 2001年11月27日 08:28 PM 更新 |
NECと日立製作所,松下電送システム,大林組の4社は11月27日,家庭内のAV家電やPCを高速に結ぶホームネットワークのフィールド試験を12月から開始すると発表した。
NECと日立,松下電送システムは,放送とインターネットを統合的に利用できるIEEE 1394技術と,無線LANやEthernetを相互接続できるネットワーク技術を新開発。実験するホームネットワークは,ADSLモデムとルータ,IEEE 1394-Ethernetブリッジ/ハブで構成する「情報分電盤」をネットワークの中心に据え,IEEE 1394と無線LAN(IEEE 802.11b)を相互接続して家庭内をネットワーク化する。
IEEE 1394ネットワークには光ファイバーを採用し,D-VHSビデオデッキやPCを相互接続。TV番組などをD-VHSやセットトップボックスに録画して蓄積,各部屋のPCからリモート操作してPCディスプレイで番組を視聴できる。ノートPCや,キッチンに置かれた生活情報端末(Web端末など)は無線LANで接続し,蓄積した映像を視聴したりインターネットに接続できるようになっている。
実験は,大林組が運営する東京・墨田区の高層マンションと関係社員の約30戸をモニターとして1年間かけて行う。モニター家庭にはネットワーク機器を貸与し,生活しながらホームネットワークを利用する。機器の操作性やネットワークの相互接続性などを検証し,今後見込まれるホームネットワークの普及に役立てる。
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