News:ニュース速報 2001年11月30日 03:50 PM 更新

富士通,海外フラッシュメモリ生産から撤退

 富士通は11月30日,米国のフラッシュメモリ工場を2002年1月いっぱいで停止,海外生産から撤退すると発表した。今後の製造は米AMDと合弁で設立した福島県内の生産会社に集中する。

 米Fujitsu Microelectronics(FMI)のオレゴン州グレシャム工場(従業員670人)を停止する。同工場は1988年に操業を開始,2000年4月には汎用DRAMからフラッシュメモリに全面シフトしたが,今年初頭からのフラッシュメモリ市況の悪化や価格下落に伴い,夏から大幅な生産調整を実施していた。

 AMDとの合弁事業化を含めた再編策を検討してきたが,当初見込んできた2002年後半からの需要回復が難しく,好転にはさらに半年から1年間かかると判断,操業停止を決めた。今後,工場の売却手続きとFMIの清算手続きにはいる。FMIの販売部門については10月に分離独立している。

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