News:ニュース速報 2001年12月5日 07:59 PM 更新

ODNもスパム対策強化,利用停止強化やFrom詐称防止を導入

 日本テレコムのISP「ODN」は12月5日,無差別に送信される「迷惑メール」と,「有害アダルトコンテンツ」への対策を強化すると発表した。

 不特定多数へのメール送信やわいせつ画像の掲載などが契約者義務違反であることを明確化。これまでは迷惑メール送信者やコンテンツ掲載者に警告した上で利用停止・契約解除の措置をとったが,今後は「ODNサービス提供に著しい支障を及ぼす場合」(同社),即時に利用停止とする。また契約者の契約は一括してすべて利用停止・契約解除できるようにする。再加入も認めない。

 さらに2002年2月までに「From」詐称防止機能や,1度に大量に発生したメールに制限をかける機能をサーバに追加する。また迷惑メールを通報できる公開アドレスも同時期までに設ける。指定アドレスの受信拒否機能の追加も検討する。またISP間で連絡を取り合い,迷惑メール業者の特定などをスムーズに行える体制をつくる。

 ISPの迷惑メール対策では,NTTコミュニケーションズの「OCN」が同様の対策強化を11月に発表している。

関連記事
▼ OCN,スパマー対策を強化 送信制限や法的措置も
関連リンク
▼ ニュースリリース

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.