News:ニュース速報 | 2002年2月4日 04:34 PM 更新 |
NECは2月4日,システムLSIへの搭載に適した超高速インタフェースIPコアを開発したと発表した。毎秒100GbpsのLSI間データ転送も可能で,小型で高速な次世代ネットワーク機器を実現できるという。
入力信号を増幅する回路と,増幅された入力信号を一時保持する回路を信号の流れに沿って配列,その上で電圧を高めて高速動作させる技術を開発し,一時保持回路が入力回路全体のボトルネック化することを避けた。長距離ケーブル伝送で減衰した信号も正確に受信でき,配線やケーブル1本当たりのデータ伝送速度を,従来の最高の約3Gbpsから5Gbpsに高めた。
さらにチャネル間同期技術により,IPコアを20個以上搭載できるようにした。1LSIにIPコア20個を使えば100Gbpsのデータ通信が可能になる。
2002年度上期の製品化を予定。新技術は米国サンフランシスコで開かれる国際固体回路会議」(ISSCC 2002,2月4〜6日)で発表する。
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