News:ニュース速報 2002年2月8日 03:40 PM 更新

ADSL開通前に速度を推定 NTT東が実験開始

 NTT東日本は2月8日,ADSLが開通前に通信速度を推定できるシステムの実験を2月12日に開始すると発表した。

 一般ユーザーがアナログモデムを使って同システムにアクセスすると,ADSLが開通した場合の下り速度を推定,電子メールでユーザーに通知してくれる。ただし推定速度はNTT局内のADSL装置とADSL宅内モデム間の速度で,サービス速度(スループット)ではない。下り1.5Mbpsタイプ(G.lite Annex AとG.lite Annex C),下り8Mbpsタイプ(G.dmt Annex AとG.dmt Annex C)の合計4方式に対応する。

 実験は無料。2月12日午前10時からスタートし,2003年2月まで続ける計画だ。

 実験は通信・放送機構(TAO)からの委託研究「広帯域DSL網の研究開発」の一環。米Telcordiaが開発した「TDLQS」(Telcordia DSL Loop Qualification Service)システムを使う。音声帯域での信号の劣化度合いを測定することでADSLの通信速度を推定する技術。ISDNの場合は正確な結果が得られず,局まで一部光化されている場合も同様。

関連リンク
▼ ニュースリリース
▼ NTT東日本「ADSL伝送速度推定システム」

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