News:ニュース速報 2002年2月18日 05:47 PM 更新

2001年EC市場規模はB2Bが34兆円,B2Cが1.5兆円

 経済産業省,電子商取引推進協議会(ECOM),ならびにNTTデータ経営研究所は2月18日,2001年度の電子商取引市場規模・実態調査について調査結果を発表した。それによると,2001年の電子商取引市場は,B2B(企業間電子商取引)が約34兆円(前年比60%増),B2C(消費者向け電子商取引)が約1.5兆円(同80%増)となった。また2006年には,B2Bが125兆円,B2Cが16兆円規模になると予測されている。

 NTTデータ経営研究所によれば,2001年のB2B市場規模は,電子・情報関連機器ならびに自動車が大きな割合を占めているものの,化学,産業関連機械,紙・事務用品なども拡大の兆しが出てきたという。一方,B2C市場は,衣料,趣味・雑貨類,旅行,エンタテインメント関連が大きな伸びを見せたほか,携帯電話などモバイル機器を使った「モバイルB2C」市場が前年から2倍に拡大し,約1200億円となった。

 調査の正式名称は,「平成13年度電子商取引に関する市場規模・実態調査」。1998年に経済産業省(当時:通商産業省)などが実施した電子商取引市場規模調査から数えて,今回が4回目となる。約5000社にアンケートを郵送し,375件の有効回答があった。

[ITmedia]

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