News:ニュース速報 2002年2月21日 03:25 PM 更新

ニコン,デジタル一眼レフ「D100」発表

 ニコンは2月21日,レンズ交換式一眼レフデジタルカメラ「ニコンD100」を発表した。「D1」シリーズの下位モデルで,大型600万画素CCDを搭載,ニコンFマウントレンズを使用できる。発売日,価格とも未定。


 銀塩フラッグシップ「F5」に対する「D1」シリーズのように,いわばハイアマ向け「F100」のデジタル版としてラインアップされる。

 CCDは23.7×15.6ミリの有効610万画素(レンズ画角は35mmフイルム使用時の約1.5倍)。新ワンチップ画像処理LSIを搭載して高速化しているという。記録画素数は3008×2000/2240×1488/1504×1000ピクセル,JPEG(Fine/Normal/Basic)/非圧縮TIFF/12ビット RAW。感度はISO200〜1,600相当(増感モードあり)。

 D1シリーズから採用された「3D-デジタルマトリックス・イメージコントロール」のアルゴリズムを一新して機能を向上。3D-マルチパターン測光やTTL-ホワイトバランスはD1シリーズと同じ。5点測距AFや10分割マルチパターン測光,TTL-5分割調光など,ニコン銀塩一眼レフで実績がある各種撮影機能を搭載している。


 スピードライトを内蔵した点も特徴。シャッタースピードは最高1/4000(X=1/180)。ファインダー視野率は約95%(0.8倍)となっている。PCとのインタフェースはUSB1.1のみ。記録メディアはコンパクトフラッシュType I/IIで,マイクロドライブも使用できる。電源は単3形×6本か,リチウムイオン準電池。サイズは約144(幅)×116(高さ)×80.5(奥行き)ミリ,重さ約700グラム(バッテリー,CFカード除く)と比較的軽量・コンパクトに仕上がった。

 新製品は米国で開かれる「PMA2002」で披露される。

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