News:ニュース速報 | 2002年3月25日 02:38 PM 更新 |
三洋電機とテムザックは3月25日,4足歩行型ロボットを共同開発したと発表した。家庭内のセキュリティー監視などの用途を想定し,携帯電話などを使ってリモートコントロールが可能だ。
新ロボットは動歩行タイプ「T7S TYPE2」と,静歩行タイプ「T7S TYPE1」の2種類。TYPE2は最大分速35メートルの移動が可能。携帯電話を使い,ロボットを遠隔地から音声で操作することができる。デザインは「近未来SF的」というメタリックな外観だ。電源はニッケル水素充電池。3月28日に開幕する「ROBODEX2002」(パシフィコ横浜)で公開する。
テムザックはロボット開発を手がけるベンチャー。三洋は,得意の2次電池事業の拡大を図れるロボット事業に着目。2年前から共同開発を進めてきた。両社によると,実用化を視野に入れた4足歩行ロボットは日本初。三洋は2003年度から年間2000台規模で新ロボットの量産を開始。2004年度には10億円の売上を見込む。
ロボットの主な仕様は以下の通り。
名称 | T7S TYPE2 | T7S TYPE1 |
タイプ | 動歩行 | 静歩行 |
サイズ | 750(長さ)×380(幅)×700(高さ)ミリ | 1000(長さ)×470(幅)×500(高さ)ミリ |
重さ | 約40キロ | 約35キロ |
歩行速度 | 分速約35メートル | 分速約25メートル |
歩行機能 | (目標値)平地における動力学的歩行 | 平地歩行および段差(100mm)乗り越え |
バッテリー | ニッケル水素電池(20HR-D,7000mAh) | |
充電時間 | 4時間30分 |
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