News:ニュース速報 2002年4月5日 05:29 PM 更新

消費者の夢は「リアルなペットロボット」がトップ

 日本能率協会総合研究所はこのほど,ペットロボットについてコンシューマにアンケート調査を実施した結果をまとめた。コンシューマが描く夢のロボットは,「より本物に近いペットロボット」がトップ人気だった。

 調査は2001年12月,同社の生活者パネルを対象に実施し,世帯調査2730サンプルと個人調査600サンプルの回答が集まった。

 調査結果によると,コンシューマにとっての“夢のペットロボット”は「より本物に近づいたペットロボット」が38.7%でトップ。次いで家事やセキュリティ監視をしてくれる「ホームコントロールロボット」(23.9%),「介護に役立つロボット」(15.5%)が続いた。

 “夢のペットロボット”が実現した場合の購入意向についても質問した。これまでロボットの購入を検討しながら踏み切れなかった世帯の場合,ほぼ半数の49.0%が“購入する”と答えた。ちなみに購入をあきらめた理由のトップは「価格が高い」(56.2%)。既に所有している世帯も42.2%が購入意向を示しており,リアルなペットロボットへの期待は高い。

 これに対し,関心はあるが購入の検討には至らなかった世帯では,他の層と比べ介護ロボットや家事ロボットへの期待が高かった。コンシューマはロボットに対し,リアルなペットロボットと,高度な実用的ロボットの2つを望んでいるようだ。

 調査の結果は公刊し,同社サイト「b-repo.com」で販売する。

関連リンク
▼ 日本能率協会総合研究所「b-repo.com」

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.