News:ニュース速報 2002年4月8日 07:36 PM 更新

富士写,インク不要「TA方式」プリンタのブランドを一新

 富士写真フイルムは4月8日,デジタルフォトプリンタの新製品を5月下旬に発売すると発表した。インクが不要な「TA」(Thermal Autochrome)方式を採用した製品。これを機にTA方式プリンタのブランド「Printpix」に一新する。


 新製品「Printpix CX-400」はTA方式を採用したデジタルフォトプリンタ。TA方式は同社独自のプリント方式。ペーパー自体が発色層を持っており,プリンタ本体にインクカートリッジやインクリボンを装着させる必要がない点が特徴だ。

 本体にスマートメディアスロットとPCカードスロットを搭載し,デジタルカメラで撮影した画像をカラー液晶ディスプレイで確認しながらプリントすることができる。USBでPCと接続して利用することも可能だ。価格は未定。

 専用ロールペーパー「Printpix Digital Photo Paper RL-SD40」も同時に発売する予定。「Lサイズ」「カードサイズ」「デジカメサイズ」「ハイビジョンサイズ」のふちなしプリントが可能だ。色再現性や画像保存性を大幅に向上させたという。

 TA方式製品の新ブランド「Printpix」は「デジタル写真画像を高画質プリントするもの」の意味を込めた造語。「FinePix」シリーズを擁する同社のデジタル技術と,蓄積した銀塩写真技術を組み合わせた手軽かつ高品質な家庭用プリントシステムとして販売拡大を図る。

 「CX-400」の主な仕様は以下の通り。

製品名CX-400
画素数1086×1928ピクセル
解像度310dpi
階調YMC各色256階調
プリント時間88秒/枚(Lサイズ)
入力スマートメディアスロット×1,PCカードスロット×1,USB×1
対応フォーマットDCF,Exif 1.0〜2.2(JPEGまたはTIFF準拠),BMP,TIFF,DPOF 1.0,AVI,WAV
サイズ250(幅)×330(奥行き)×176(高さ)
重量約5キログラム

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