News:ニュース速報 | 2002年4月24日 09:44 PM 更新 |
NTTデータは4月24日,PC100万台規模の大規模分散コンピューティングの実現に向け,米United Devicesと技術提携を結んだと発表した。 United Devicesは,「SETI@home」のプロジェクトディレクターがCTOを務める企業。RC5-64ビット暗号の解読プロジェクト「distribute.net」の元メンバーも多く所属しており,現在は米Intelらと共同でたんぱく質解析プロジェクトを手がけている。
提携により,両社は日本国内のブロードバンド環境に合わせた分散コンピューティングの基盤部分をUnited Devicesの技術をベースに共同開発する。
NTTデータは,ブロードバンドで結んだ多数のPCを1台の仮想スーパーコンピュータとして利用する「cell computing」の実証実験をインテルなどの協力で本年度内に開始する計画を進めている。余っているCPUパワーを有効活用,バイオ分野や金融工学分野の企業に安価なコンピューティングパワーを提供する一方,CPUパワーを提供するユーザーに利益を還元する仕組みで事業化を目指している。
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