「オフィスより自宅のほうがはかどる」「電車内でも仕事している」――グローバル調査で見えた“働き方の新常識”とは?

2015年02月19日 10時00分 更新
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 「仕事はオフィスでするもの」――そんな働き方に関する“常識”が今、急速に過去のものになりつつある。DellとIntelがグローバルで実施した「テクノロジの進化と働き方に関する調査」で、現代のビジネスパーソンの意識の変化が見えてきた。

 調査は日本や米国、中国、インドなど12カ国で18歳以上のフルタイムワーカー4764人を対象に実施した。以下ではその内容を抜粋して紹介しよう。

「電車の中でも仕事する」「在宅勤務のほうが快適」――変わりゆく“常識”

 モバイル端末やクラウドサービスの普及に伴い、いまやオフィス内に限らずさまざまな場所で仕事できるようになった。これを受け、ビジネスパーソンの働き方に対する意識も変わりつつあるようだ。

 グローバル版調査によれば、世界のビジネスパーソンのうち35%は「週平均で2時間は公共の場(電車内やカフェなど)で働き、4時間は社外(クライアントのオフィスなど)で仕事をし、週に5時間は在宅で仕事をしている」という。一方、彼らのオフィスでの勤務時間は週平均29時間。つまり、世界のビジネスパーソンの35%は勤務時間全体の約4分の1は社外で働いていることになる。

photo 世界のビジネスパーソンの35%は「勤務時間の約4分の1は社外で働いている」ようだ(出典:Dell)

 中でも在宅勤務については、全回答者の52%が「在宅勤務はオフィスと同等かそれ以上に生産的である」と回答。在宅勤務をしている人にメリットを聞くと「ストレスが減った」(46%)、「運転(通勤)時間が短くなる」(40%)、「睡眠時間が長くなる」(30%)――などが挙がった。また、実際に在宅勤務をしている人の50%は「オフィスよりも生産性が高まる」と答え、「生産性が落ちる」と回答した人はわずか14%にとどまった。

photo 在宅勤務をしている人の半数は「オフィスより生産的」と答えている

 他方で「オフィスで働くのが最も快適」という考え方も根強く、全回答者のうちグローバルで76%、日本では80%が「仕事をする場所はオフィスがベスト」と回答している。特に日本では「勤務時間の75%以上がオフィス内」という回答者が8割(グローバルでは50%をやや上回る程度)に上るなど、この傾向が特に強いと言えそうだ。

 だが「オフィスだと(他の社員や電話などによって)業務が頻繁に中断される」と回答した人もグローバルで48%、日本でも36%いた。つまり、現代のビジネスパーソンは業務シーンに応じ、社内外を問わずに働けることを求めていると言えそうだ。

「モビリティー」を軸に多様化する業務デバイス

 こうした潮流を背景に、ビジネスパーソンが業務で使うデバイスも変化してきている。2011年に実施した前回調査ではデスクトップPCの利用率が85%だったものの、今回(2014年)のグローバル調査では77%まで減少。一方、さまざまな場所に持ち運んで使えるタブレットやスマートフォン、ノートPCの利用率はいずれも伸びている。

photo 世界のビジネスパーソンの利用デバイス(2011年と2014年の対比)

 デバイスごとに使われ方も異なるようだ。デスクトップPCは高い利用率を誇るものの、他のデバイスと併用されている割合も最高(44%)となっている。つまり、デスクトップPCユーザーはそれ単体では満足できず、他のモバイル端末で補いながら仕事していると言えるだろう。

 このニーズを吸収するように利用率を伸ばしているのが、「2-in-1端末」と呼ばれる新しい種類のデバイスだ。これは、形状を変化させることでタブレットとしてもノートPCとしても使える端末のことを指す。グローバル調査では2-in-1端末は2011年から2014年の間に最も利用率が伸びている(8ポイント)こともあり、今後普及が見込まれる製品ジャンルの1つと言えそうだ。

高性能タブレットはPCの地位を侵食する? “ノートPC並み”新製品も

 では今後、これまでオフィス内デバイスの主役だったPCがモバイル端末に取って代わられる可能性はないだろうか。同調査によれば、世界のビジネスパーソンの90%は「タブレットはいつかノートPCに完全に取って代わるだろう」と考えているようだ。

 タブレットがPCに取って代わると聞いて「性能が足りないのでは?」「キーボードもマウスもないのにどうやって」――と考える読者もいるだろう。しかし最近ではタブレットの性能も高まっており、ノートPCに見劣りしない高性能CPUを搭載した端末も登場している。

photo Venue 11 Pro 7000(Dell薄型タブレットキーボード装着時)

 例えば、デルが提供しているWindowsタブレット「Venue Pro」シリーズもその1つだ。最新のVenue 11 Pro 7000では、省電力・静音・高性能を特徴とする新型CPU「Core M」シリーズをいち早く搭載。内蔵メモリは4/8Gバイトから選択でき、ストレージ容量は最大256Gバイト。おまけにLTE(SIMフリー)による高速モバイル通信にも対応している。

 さらにVenue 11 Pro 7000がユニークなのは、前述の2-in-1端末を超えた「3-in-1」を実現していることだ。タブレットとして使えるのはもちろんのこと、オプション製品の着脱式キーボードを装着すればノートPCと同じように利用できる。また、HDMIやDisplayPortなどの各種ポートを備えた「Dellタブレットドック」と接続すれば、マウスやキーボードをつないでデスクトップ型ワークステーションとして使えるようになっている。

photo 3-in-1形状を実現。それぞれの形状でハイパフォーマンスなWindowsマシンとして利用できる

 さらに、今年に入ってからVenue 11 Pro 7000の可能性をさらに強化する“新アイテム”も登場した。2月にアップデートされたばかりの「Dell Cast」だ。

photo Dell Cast

 Dell Castは、タブレットの画面を外付けディスプレイなどにミラーリングする製品。これまでAndroidにしか対応していなかったが、2月のアップデートでついにWindowsタブレットにも対応。つまり、高性能なVenue 11 Pro 7000をワイヤレス接続で簡単に外付けディスプレイにつないで「社外ではWindowsタブレットで作業し、社内では大画面でのびのびと仕事に打ち込む」――といった使い分けがスムーズに行えるようになったのだ。

 もちろん、企業が安心して社員にモバイルワークスタイル環境を提供するためのセキュリティ機能/管理機能も充実している。デル独自のIntel vPro拡張機能を通じ、端末がオフラインの時でも遠隔からBIOS管理やデータ消去ができるほか、国内で発表したばかりのデータ保護サービス「Dell Data Protection | Encryption」(DDP | E)も搭載。端末が扱うあらゆるデータを自動で暗号化できるようになっている。

photo 「Dell Data Protection | Encryption」の概要

 このほか、万一タブレットを落下や水漏れによって故障させてしまった場合も無償交換を受けられるサポートサービス「アクシデンタル・ダメージ・サービス」「デル・プロサポート」も用意。社内外を問わずデバイスを持ち歩いてテキパキ働きたい現代のビジネスパーソンにとって、ここも安心できるポイントだろう。


 「仕事はオフィスでするもの」といった“常識”も今は昔。ビジネスパーソンが仕事を効率化したり、企業が魅力的な人材を確保するためには、場所にとらわれずに働ける新しい環境の整備が欠かせなくなりつつある。その際に求められるのが、さまざまなワークスタイルに対応できる業務デバイスだ。

 「オフィスで集中して仕事したい」「在宅勤務をしたい」「外出先でもスムーズに仕事したい」――そんな現代のビジネスパーソンの多種多様なニーズに応えるためには、3-in-1端末をはじめとする“適材適所”のデバイス選びが重要になるはずだ。

社員1人1人にあった働き方を

時代とともにベストな働き方は変わっていくもの。デルは日本の自社オフィスで、効率と満足度を高めるためのさまざまなワークスタイルを実践。職種や仕事内容が異なる社員1人1人に最適な働き方を追求しています。

 

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2015年3月22日

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