「モバイルワークはノートPCさえあればOK」は不十分? 見落としがちな“2つの盲点”

2017年03月16日 10時00分 更新
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 「うちの会社も働き方を変えなくては」――最近、勤め先でこんな言葉をよく聞くようになった読者も多いはずだ。

 日本の生産年齢人口(労働力の中心である15〜64歳人口 参考:厚生労働省調査)が減っている今、多くの企業にとって、結婚や出産、育児、介護などのライフイベントを迎えた社員でも働き続けられる仕組みづくりが急務となっている。またそうした事情がない社員でも、長時間残業によって心身ともに疲弊するよりも、モバイルワーク制度などを活用して短時間で効率よく働いたほうが、生産性向上や利益率向上につながりやすいからだ。

 実際、モバイルPCやスマートフォン/タブレット端末、クラウドサービスなどを活用して時間や場所にとらわれない働き方を始めようとしている企業は多い。しかし、そんな企業が見落としがちな点がある。

モバイルワークを始める企業が見落としがちなポイントとは?

 時間や場所にとらわれないモバイルワークに必要なものは何だろうか。ノートPCや通信環境、クラウドサービスがあれば、1人で取り組むデスクワークは一通りこなせるかもしれない。それに加え、チームで行う業務のために欠かせないのがビデオ会議ツールだ。

 「Skype for Business」をはじめとするビデオ会議ツールの良さは、相手と資料や画面を共有し、対面でコミュニケーションしながら業務を進められるところにある。しかし、そこに見落としがちなポイントの1つ目がある。それは「画面の使い方」である。

 ビデオ会議ツールには、実際のユーザーにしか分かりにくい悩ましい点がある。ノートPC1台でビデオ会議を行う場合、相手と資料を共有しながら別の資料を読み出して……と同時進行で業務を進めているうちに、しばしば画面スペースが足りなくなってしまうのだ。ビデオ会議を日常的に行う在宅勤務者にとって、外付けモニターはオフィスワーカー以上に重要と言ってもよいだろう。

 そして、もう1つの盲点は「音声」だ。

 一般的なノートPCにもスピーカーは搭載されているが、あくまで動画再生などのためのサブ的な機能として位置づけている機種が多い。しかし、ビデオ会議をするにあたってストレスを感じがちなのがスピーカーやマイクの性能に依存する「音声」の点なのだという。デルでモニター製品や周辺機器を担当している花木郁さんはこう話す。

photo デルの花木郁さん(クライアント・ソリューションズ統括本部クライアント製品本部フィールドマーケティングマネージャー)

 「会社でも自宅でもそうですが、ノートPC1台でビデオ会議をしようとすると、参加者の周囲のノイズに声がかき消されてよく聞こえないことがあります。だからといってイヤフォンをすると、今度は自分の周りの人々とコミュニケーションしにくくなってしまうのです」(花木さん)

 今後、ビデオ会議を使った在宅勤務やリモートワークがますます普及していくのは間違いない。だが、1人1人のために高価な外部ディスプレイとマイクスピーカーシステムの両方を支給するコストはかけられない企業も多いだろう。そこでデルがこのほど提供を始めたのが、ビデオ会議利用に特化したスピーカー+マイク一体型のモニター製品「Dell プロフェッショナルシリーズ P2418HZ 23.8インチワイドマルチメディアモニタ」(以下、P2418HZ)だ。

200万画素カメラ+クリアな音声でビデオ会議が快適に

 P2418HZは、PCなどと接続して使う24インチの外付けモニター製品だ。画面解像度は1920×1080ドットで、表示色数は1670万色、視野角は上下左右ともに178度。外部インタフェースとしてDisplayPort1基、HDMI端子1基、VGA端子1基、USB 3.0端子を側面と底面にそれぞれ2基ずつ、USB 3.0アップストリーム端子を1基搭載している。価格は2万8200円(税別、送料込み)と、同社製モニターのエントリー向けラインアップと比べてそん色ない。

 この新製品の特長は、ビデオ会議用途に徹底的に特化していることだ。

photophoto P2418HZ

 まず挙げられるのが、200万画素カメラと5ワットの内蔵スピーカー、ノイズキャンセリング機能付きのマイクを備えている点だ。「特にスピーカーは、前機種で3ワットだったものを5ワットへと大幅に強化し、クリアな音声品質を実現しました」と花木さんは話す。

 これとノイズキャンセリング機能付きマイクの組み合わせにより、一般的なノートPCと比べてはるかに聞き取りやすい音声でビデオ会議が行えるという。200万画素カメラによるクリアな映像で、ストレスの少ないコミュニケーションを行えるのも特長だ。

 同製品ならではのメリットはこれだけではない。デルのモニター製品として初めて「Skype for Business」用の認定を取得し、物理的な“Skypeボタン”を搭載している。つまり、ボタン1つでSkype for Businessを立ち上げられるのだ。

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photo ボタン1つでSkype for Businessが起動する

 「デルではこれまでもスピーカー+マイク一体型のモニター製品を提供してきましたが、それを今回さらに進化させています。在宅勤務を行っている方の『もっと便利にビデオ会議を活用したい』という声に応え、ボタン1つであっという間にSkype for Businessを立ち上げられるようになりました」(花木さん)

快適なだけじゃない――柔軟な働き方を支えるセキュリティ機能

 大型ディスプレイと高精細なカメラ、高品質なスピーカー+マイク、さらに専用のSkypeボタン。ビデオ会議用のモニター製品の機能としては十分すぎると思えるかもしれないが、これだけで終わらないのがP2418HZのすごいところだ。ビデオ会議を「快適にする」ための仕組みだけでなく、「安全に使う」ための仕組みも備えているのである。

 その1つ目が、Windows 10の生体認証機能「Windows Hello」に対応している点。P2418HZでは、赤外線カメラによってユーザーの顔を認識し、パスワードを入力することなくWindowsや各種サービスへのログインを行えるのだ。

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photo モニターを見るだけで各種ログイン操作が行える

 Windows Helloは顔認証のほか指紋認証などにも対応しているが、全てのノートPCが対応の認証ユニットを備えているわけではない。ましてやデスクトップPCならなおさらだ。そのような生体認証“非対応”のPCを採用している企業でも、P2418HZを導入するだけでWindows Helloによる生体認証を利用できるのは大きなメリットと言えるだろう。

 「Windows Helloの初期設定はとても簡単で、5分ほどで行えます。そのあとは、モニターのカメラを一瞬見つめるだけで各種ロックを解除できます」と花木さんは話す。シングルサインオンにより複数サービスのロック解除が可能なほか、ID/パスワード認証と異なり定期的なパスワード更新を求められることもないため「パスワードを覚えられずに紙などにメモし、それを誰かに見られてしまうといったセキュリティリスクも抑えられる」という。

 さらにP2418HZにはもう1つ、セキュリティに配慮した仕組みが隠されている。カメラに物理的な「シャッター」を備え、ユーザーが望まないときは撮影不可能な状態を作れるのだ。

photo 物理的にシャッターを閉じられる

 多くのPCにカメラが搭載されるようになった今、PC内に侵入して“勝手”に撮影操作を行って外部に送信するマルウェアの存在も確認されている。また、ユーザー自身のふとした誤操作で、思いがけずビデオ会議をONにしてしまうケースもあるかもしれない。そんな望まない撮影を防げるのは、在宅勤務やモバイルワーカーにとってうれしい配慮だろう。

社内でも活躍 万一の故障時も「良品先出しサポート」で安心

 ここまで見てきたように、P2418HZは遠隔地のメンバーとコラボレーションしながら働く在宅勤務者にとって心強い特長をいくつも備えている。だが花木さんによれば、同製品はオフィス内で働くビジネスパーソンにも活用メリットがあるという。

 「デルでは、現代のビジネスパーソンの働き方をいくつかのタイプに分けて定義しています。P2418HZは『在宅型』のほか、社内のデスクや会議室などさまざまな場所で働く『社内移動型』の人が特に便利に使えるはずです」(花木さん)

関連記事:あなたはどのタイプ? データでみる「5つの働き方」それぞれの悩みとは

 花木さんが社内移動型のビジネスパーソンに薦めるのが、タブレットにもノートPCにもなる「2-in-1端末」とドッキングステーション、そしてP2418HZを組み合わせた使い方だ。

 例えば、会議室ではタブレット型にしてプレゼンテーションなどを行い、デスクに戻ってきたらアダプターに接続、P2418HZを外部モニターとしてデュアルディスプレイ状態で運用する。そして、社外のメンバーや顧客とビデオ会議を行う際には、ボタン1つでSkype for Businessを立ち上げる――といった具合に、ストレスなく業務ができるという。

photo 2-in-1端末「New Latitude 5285 2-in-1」とモニターを組み合わせた活用イメージ

 さらに花木さんによると、ユーザーが喜ぶ機能だけでなく、企業の情報システム担当者にとっても選定上のメリットがあるという。それが、デルならではの「良品先出し」のサポート体制だ。

 同社のモニター製品に共通する特長として、万一の故障時には、サポートセンターに連絡すればすぐに良品を送ってもらえる無料サービスが用意されている。故障品を送り返すのは良品が到着した後でよく、届いた良品はそのままずっと使い続けられるため、業務を止める心配がない。こうした点は、情報システム担当者の安心につながるだろう。


 モバイルワーク導入を目指し、デスクトップPCに代わって高性能なノートPCを支給する企業は年々増えている。しかし、それだけでは劇的な生産性アップを実現できるとは限らない。デスクで行う業務や在宅業務では、大画面で資料を見たり、遠隔地にいるメンバーとビデオ会議を行ったり――といったニーズが確かに存在するからだ。

 そんなニーズに応えるためには、高性能モバイルPCや2-in-1端末とモニター製品を組み合わせるのが良策と言えるだろう。特に2-in-1端末はここ数年、性能もノートPC並みに進化している。モニターなどの周辺機器と組み合わせれば、外出先に限らず社内の会議室やデスクでも、その時々のシーンに合わせたパフォーマンスを発揮してくれる。

 場所にとらわれない働き方によって社員の生産性や満足度を向上させたい――そんな企業にとって、2万円台でワンランク上のビデオ会議を実現できるP2418HZは強い味方になるはずだ。

モニターと最新2-in-1端末で、モバイルワークをもっと快適に

在宅でも、外出先や社内でも。働き方をぐっと広げる強い味方に。デルは記事中で紹介したビデオ会議向けモニター「Dell プロフェッショナルシリーズ P2418HZ 23.8インチワイドマルチメディアモニタ」に加え、第 7 世代インテル® Core™ i5 プロセッサーを搭載した超薄型・高性能な法人向け2-in-1タブレット「New Latitude 5285 2-in-1」などの提供を通じ、ビジネスパーソンの生産性を高める自由な働き方を支援しています。

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