こんな悩みがあったとは――
発売から約半年、デル初の一体型ワークステーションで解決 ユーザーの声に担当者も“驚き”

2017年10月26日 10時00分 公開
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 現代のビジネスパーソンにとって、「働き方改革」は注目のキーワードだ。よりよい労働環境を整えることは、優秀な従業員を雇いたい企業にとっても重要なことである。ただし今は、モバイルワークや在宅勤務などの“場所にとらわれない働き方”が話題の中心になっている。クリエイターやエンジニアなど、オフィスのデスクでの作業が中心の職種には、働き方改革は実践できないのだろうか。

 働き方改革は、働きやすい環境や効率的な働き方を作って実現できるものだ。ロケーションや労働契約などの大きな要素だけでなく、私たちの最も身近にあるツールを変えるだけでも、働きやすく効率的になることは間違いない。すなわち、デスクトップPCやワークステーションの改革だ。

 画像や映像を扱うクリエイターや、CAD/CAMを駆使するエンジニアにとって、モバイルPCは小さすぎるし貧弱である。パワフルなワークステーションと大きなディスプレイがなければ、複雑な処理を素早くこなすことは難しい。一方で、できるだけ高性能なマシンと高精細なディスプレイを利用できれば、業務効率は間違いなく向上する。極めてシンプルな働き方改革と言える。

 ところが、そうした高性能なハードウェアは、サイズが大きくなりがちだ。大きなマシンが机の下に陣取り、狭いデスクの大半を大型ディスプレイが占めているというユーザーは少なくないのではないだろうか。さまざまなケーブルが机の上・下・背後を行き交い、ほこりまみれになっているかもしれない。

27インチディスプレイでも省スペースな一体型ワークステーション

 そこで注目したいのが、ディスプレイ一体型のオールインワンワークステーションだ。家庭向けPCでは、オールインワンは古くから人気の高い分野だったが、技術的な革新やニーズの高まりに伴い、2016年ごろから法人用途でも注目が集まりつつある。

 2大ワークステーションベンダーの一角であるデルも、初のオールインワンワークステーションである、インテル® Xeon® プロセッサーを搭載した「Precision 5720 All-In-One」シリーズを2017年に発表。同年春から日本でも販売している。

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Precision 5720 All-In-One

 発売から約半年たち、「さまざまな日本のお客さまに導入いただいた中で、古くからのデスクトップPCユーザーが抱えてきた課題にあらためて気付いた」と、デルでクライアント製品マーケティングを担当している嘉山よし子さん(クライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント製品マーケティング本部 フィールドマーケティングマネージャー)は話す。

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デル クライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント製品マーケティング本部 フィールドマーケティングマネージャー 嘉山よし子さん

 「Precision 5720 All-In-Oneを導入いただいた国内のお客さまに電話アンケートを行い、さまざまな業種・職種のユーザーに、忌憚のないご意見をいただきました。最も回答が多かったのが、デスクやデスク周りのスペースについてです。特に日本では、オフィススペースがゆったりとしている企業は多くなく、デスクスペースに悩まされている人が少なくありません。パワフルな大型マシンと大型ディスプレイを導入したくとも、デスクスペース上困難だという声が多いです。その中で、複雑な配線を行うのも面倒ですし、見た目もよくありません」

 Precision 5720 All-In-Oneは、パワフルなマシンと高精細で大型なディスプレイを、シンプルで省スペースタイプの筐体にまとめたオールインワンワークステーションである。CPUは、第 7 世代インテル® Core™プロセッサー・ファミリーまたはインテル® Xeon® プロセッサーから選択でき、最大64GBのメモリを搭載できる。M.2 PCIe SSDに対応するため、高速なストレージ環境も実現できる。

 特筆すべきは、やはりディスプレイだ。27インチサイズで4K(3840×2160ドット)の高精細表示に対応しながら、ベゼル幅が非常に狭いため、従来のオールインワン製品と比べても本体は小さく収まっている。高性能GPUの搭載が可能で、3Dレンダリングなどの高負荷なタスクが多いクリエイター/エンジニアのメインマシンとしても有効だ。Adobe SystemsやAutodeskをはじめ、さまざまなプロフェッショナル向けアプリケーションのISV認定も受けているため、安心して利用できる。

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 その有効性は、クリエイターやエンジニアだけにとどまらない。「ある企業の経営者様からは、従来から一体型PCを利用していたものの、幅の広いExcelのデータを見やすく表示できないことが課題だったという声が寄せられました。27インチディスプレイを採用しながら省スペースで、数年で陳腐化することのないハードウェアとして、Precision 5720 All-In-Oneを選んでいただけたとのことです。従来のワークステーションと比べて価格が抑えられているため、ハイエンドPCとしての選択としても有効なのです。法人はもちろん、デザイナーやカメラマンなどの個人事業主の方々にも最適だと考えています」(嘉山さん)

 従来のタワー型ワークステーションに比べてケーブルが少ないというのは、ユーザーにとってもやはり大きなメリットのようだ。アンケートでは「デスク周りをすっきりできる筐体デザインを決め手にした」という回答も複数あったという。IEEE 802.11acに対応したWi-Fiオプションを選択すれば、有線LANと同等のネットワークスピードを保ちながら、配線は電源だけで済む。

 デルでは同製品を投入するに当たり、当初、先進的なコンテンツ制作を手掛けるクリエイターなどをメインターゲットと考えていたという。しかし、いざ発売してみると日本では、大小さまざまな企業や設計事務所からも引き合いが寄せられた。「省スペース型のワークステーションで作業環境を確保したいニーズがあることは見込んでいましたが、導入した方からここまで喜びの声が寄せられるとは思いませんでした」と嘉山さんは話す。

 オプションのアーキュレートスタンドを選択すれば、ディスプレイを90度、フラットな状態まで傾けられる。さらにタッチディスプレイを選べば、作業効率が一層高まるのもメリットだ。スタンドが堅牢なため、タッチするときにディスプレイがふらふらと揺れるようなこともない。チームで1つの資料をレビューしながら作業する際などに、大きな効果を発揮するだろう。

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タッチディスプレイを選択すれば、より直感的な操作が行える

 さらに付加価値として挙げたいのが“音質”である。筐体写真を見れば分かるように、前面に6つ、本体下部に4つ、合計で10個のスピーカーを内蔵しており、スタジオ品質のサウンドを実現している。つまり、映像制作・編集の現場でも外部スピーカーは不要であり、これもデスク周りをシンプルにできるポイントと言える。

ユーザーやアプリが変化しても常にパフォーマンスを最適化

 Precision 5720 All-In-Oneを含むPrecisionシリーズは、多くのワークステーションユーザーを抱える企業におすすめしたい選択肢である。その理由の1つが、シリーズに標準搭載されている「Dell Precision Optimizer」だ。

 ワークステーションを必要とする業務はさまざまだが、パフォーマンスを最高に保つためには、使用するアプリケーションに合わせたチューニングが必要となる。しかし、設定項目はハードウェア(BIOS)やOS、ドライバなど多岐にわたるため、手作業で行うのは困難だ。新しいアプリケーションを導入したり、利用者が替わったりすれば、当然ながら最適な設定も変化するが、それにユーザー自身や情報システム担当者が1つ1つ対応するのは不可能に近い。

 Precision Optimizerは、デル独自の“自動パフォーマンスチューニングソフトウェア”である。OSレベルで制御する一般的なチューニングツールとは異なり、CPUコア数、グラフィックスや電源設定に至るまで、BIOSレベルで細かくコントロールする機能を搭載している。

 最大の特長は、アプリケーションの使用方法に合わせて、動的に最適化を行う点にある。初めて同機能をオンにしたときには、インストールされているソフトウェアに合わせた標準的なプロファイルが設定される。これでも十分に性能は向上するが、その後はユーザーの利用状況をモニタリングし、それらのデータから“本当の最適化”を図るのだ。

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通常セッティングとDell Precision Optimizer利用時のパフォーマンス比較(出典:デル

 「もし新しいソフトウェアをインストールするなどして、ユーザーの使い方が変わっても、そのつどチューニングを実施する必要はありません。配置換えなどで利用者が替わっても同様です。ユーザーの変化に合わせて設定が最適化されるため、常に高いパフォーマンスを保てるのです。生産性を高く保ちながら、ハードウェアを長く利用でき、その結果としてトータルコストの抑制にもつながります」(嘉山氏)

 さらにPrecisionシリーズは、今後ニーズの高まりが予測されるVR(仮想現実)環境にも一部製品で対応している。Precision 5720 All-In-Oneも、もちろん“VR-Ready”である。

 90度チルトが可能な大型ディスプレイを搭載しているPrecision 5720 All-In-Oneは、展示会などでの活用も期待できるだろう。例えば、自社のVRソリューションを紹介する際に、利用者が体験している映像を他の来場者にも案内しやすい。スペースに限りがあり、ケーブルが煩雑になりがちな展示会場でも、スマートに設置できる点は心強い。


 「内勤中心の社員にとって働き方改革の余地は少ない」と考えるビジネスパーソンや経営者もいるかもしれないが、デスクトップ/ワークステーション環境も、製品の選択次第では十分に働き方改革を実現できる。

 デスクスペースを節約してディスプレイサイズを拡大するだけでも、業務効率と生産性を向上できるのは確かな事実だ。構成がシンプルな一体型であれば資産管理も容易であるし、配線が最小限のため迅速に導入できる。故障などのトラブルも減るだろう。このことは、情報システム担当者の業務改革にもつながる。

 デルのPrecision 5720 All-In-Oneは、企業に新しい視点を与えてくれるオールインワンワークステーションである。デスク型ユーザーの働き方改革を、同製品で推進していただきたい。

待ったなし! 一人一人に合った働き方を実現するには? 働き方改革を支援するデルの7つのメソッド

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社員全員に同じPCを一括して支給する時代は終わりました。同じ会社でも、職種によって最適なデバイスはさまざま。働き方に合わせたデバイスとサービスを与えることで、効率を最大化できます。

デルでは全世界のお客さまと直接対話する中で、働き方は大きく7つに分類されることが分かりました。それぞれの生産性を最大化すべく、ハードウェア、周辺機器、サービスおよびセキュリティの最適な組み合わせによってビジネスパーソンの生産性を高める自由な働き方を支援しています。

インテル® Xeon® プロセッサー搭載ワークステーションは、プロフェッショナルグレードのパフォーマンスが備わっており、プロセッサー・パワーやメモリー、内蔵インテル®グラフィックス・テクノロジー、インテル® Optane™ ストレージでカスタマイズ可能です。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2017年11月30日

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