シャープは1月8日、三重県亀山市に建設中の新液晶工場が完成し、予定通り1月から大型液晶TVの一貫生産を開始すると発表した。液晶TV用需要の急拡大に対応し、8月から第2期生産ラインも導入する。
1500×1800ミリの大型ガラス基板を扱える第6世代液晶生産ラインを構築した上、液晶TVの組み立てまでを一貫して行える垂直統合型の新工場。第2期ラインを合わせた総投資額は約1000億円。
液晶工場の基板投入能力は月1万5000枚。26ワイド型で18万台分に相当する。第2期ラインの導入で8月から基板投入能力を月2万7000枚に拡大する。液晶TV工場は25型以上の大型品を組み立て、月産能力は10万台。
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シャープは4月24日,液晶パネルにドライバやコントローラなどを集積した「システム液晶」の量産を,今年10月から開始すると発表した。また,システム液晶の新工場を三重県多気町に設置し,2003年10月から稼動させることも明らかにした。
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