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きょうは「3D Blaster 5 RX9600 XT」のパフォーマンスで頭を悩ませたUpdate!(1/2 ページ)

年末年始商戦でも絶好調だったRADEON 9600 XT。主流はビデオメモリ128Mバイトの製品だが、256Mバイトバージョンも注目されつつある。そんなわけでクリエイティブメディアの256Mバイト搭載RADEON 9600 XTカードのパフォーマンスを試してみた。

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 「SoundBlaster」といえば「クリエイティブメディア」とすぐに出てくるように、サウンド系パーツでは絶対的なブランドイメージを確立している同社は、ビデオカードのベンダーとしても古くVoodooの時代から「3D Blaster」シリーズで参入してきた老舗である。

 コストパフォーマンスに優れ、最新チップを搭載したビデオカードをいち早く投入することで多くのゲームユーザーから支持されてきた3D Blasterシリーズ。2002年まではNVIDIA製とATI製両方のGPUをラインアップとして用意していたが、2003年の「GeForce FX vs RADEN 9XXX」時代に入ってからは、ATIのRADENOシリーズのみを扱うようになってきた。

 その流れで昨年末に登場したのが、現在ビデオカードで圧倒的な人気を誇る「RADEN 9600 XT」搭載の「3D Blaster 5 RX9600 XT」だ。

 RADEN 9600 XT搭載ビデオカードとしてすでに、ASUSTekの「R9600XT/TVD/N/128M」を紹介しているが、3D Blaster 5 RX9600 XTはR9600XTで128Mバイトだったビデオメモリを256Mバイト搭載しているのが特徴。

 最近のビデオカードはNVIDIA製GPUにしてもATI製GPUにしても、リファレンスカードのレイアウトに準拠した製品が多いが、3D Blaster 5 RX9600 XTはオリジナルのレイアウトを採用している。ビデオメモリやパワーコネクタ、GPUなどの位置は同じだが、コンデンサなどの位置や数はリファレンスデザインから大幅に変更されている。


独自レイアウトの3D Blaster 5 RX9600 XT。ただし、GPUやビデオメモリなどの主要なチップの配置はリファレンスと同じになっている。ほかのベンダーと比較して小ぶりのチップクーラーでGPUだけを冷却しているのもRADEON 9600 XTビデオカードとしては珍しい

 チップクーラーもオリジナルのユニットを搭載しているが、ほかのRADEON 9600 XTビデオカードと異なり、やや小ぶりなサイズになっていている。ほかのカードがメモリも覆っているのに対し、3D Blaster 5 RX9600 XTではGPUのみを覆っている。

 パフォーマンスには影響しないが、クーラーユニットに3色のLEDが実装されていて、イルミネーションのように点滅するのもユニークなところ。最近はやや落ち着いてきた「光モノ」グッズだが、クリエイティブメディアのような大手老舗ベンダーがレギュラー製品にこのようなギミックを採用するのは珍しい。


3色に点滅するRX9600 XTのチップクーラー。ケースの中に入れてしまえば意味はなくなるが、むき出しのバルク状態で使っていてもチカチカして結構気になる

 RX9600 XTのパフォーマンスを、以前紹介したGeForce 5700 Ultra搭載「MSI FX5700 Ultra TD128」と同じ環境とベンチマークで比較してみた。なお、ビデオメモリの容量が片や128Mバイト片や256Mバイトと異なるものの、このビデオ容量の違いを反映できるベンチマークがないため数値としては出てこないので、あらかじめお断りしておく。

ベンチマークシステム環境
CPUPentium 4/2.53GHz
マザーボードGNB Max-L
メモリPC2700 256MB×2ch
HDDDiamondMax Plus9(120GB)
OSWindows XP Professional +SP1


3DMark03 Score

3DMark03 GT1

3DMark03 GT2-4
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