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Philips、電子ペーパーβ版の量産可能に

アクティブマトリックスポリマーを利用し、超薄型のプラスチックシート上でE Inkが開発した「電子インク」を明滅させる。Philipsは科学誌『Nature Materials』の2月1日号で、この技術の現状を報告している。

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 家電大手の蘭Royal Philips Electronicsは1月26日、超薄型で湾曲可能な電子ペーパーのプロトタイプ版を製造する態勢が整ったと発表した。電子ブック/新聞/雑誌、および第3世代(3G)モバイルネットワークを活用した新サービスでの利用を想定している。

 アクティブマトリックスポリマーを利用し、超薄型のプラスチックシート上でE Inkが開発した「電子インク」を明滅させる。同社は科学誌『Nature Materials』の2月1日号で、この技術の現状を報告している。

 同社はまた、Philips Technology Incubator内の社内ベンチャー「Polymer Vision」で、業界を挙げた量産化への取り組みを促す。

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 Polymer Visionは、有機ベースの5インチQVGA(320×240ピクセル)アクティブマトリックスディスプレイの製造に成功している。解像度は85dpi、湾曲半径は2センチ。

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