あの女性向けネットRPG、再事業化へボランティアが奮闘中
初の女性向けMMORPGとしてスタートした「女神幻想ダイナスティア」。運営会社が昨年末で撤退し、現在はボランティアベースで運営が続けられている。
初の女性向けMMORPGとしてスタートした「女神幻想ダイナスティア」。運営会社が昨年末で撤退し、現在はボランティアベースで運営が続けられている。3月中旬にはクライアントソフトの無料配布を開始、ユーザーを増やして再事業化につなげたい意向だ。
同ゲームは少女漫画家がプロデュースした女性向けMMORPGとして2002年6月に発表。2003年1月にクローズドβテストがスタート、同年7月に正式運用が始まった。
だが運営元の山栄が同年末で事業から撤退し、これまで使っていたisao.netのサーバも引き払うことになった。これに対し、同ゲームを企画したプロジェクト「シークレットガーデン」がボランティアベースで運用を継続することを決め、「世界最弱のオンラインゲームプロジェクト」(Webサイトより)として今年1月から引き継いだ。
プレイ料金は当面無料。3月中旬からは、これまでパッケージソフトとして販売していたクライアントソフト(Windows向け)を無料配布する。「無料ダウンロード開始は、再事業化への道を開く第一歩」としてユーザー数拡大を図っていく。
ちなみに女性向けをうたった同ゲームだが、FAQによると「現実の世界では男性だが、乙女心は現実の女性以上にあるつもり」という人の参加も歓迎している。「ダイナスティアに召喚される条件は、現実世界の性別や年齢ではなく、『清らかな乙女心』の保持者であるかどうかだけです」とのことだ。もちろん変なことをすれば「大いなる女神リデルの御業が発動」するらしい。
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