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321 Studios、DVDコピーソフト販売継続求めて控訴

DVDコピーソフトの販売を差し止められた321 Studiosが控訴に踏み切った。一審では、「問題となったのは技術そのもので、著作権物のどのような利用法が許されるかということではない」として映画業界側の主張が支持されている。

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 米カリフォルニアとニューヨークの連邦裁判所からDVDコピーソフトの販売を中止するよう言い渡された321 Studiosは4月1日、両裁判所の決定に対して控訴するとともに、命令の執行を延期するよう要請したと明らかにした。

 米映画業界は、321の販売する「DVD Copy Plus」と「DVD-Xcopy」が暗号を回避して著作権付きのコンテンツを複製できることを理由に同社を提訴。これに対して321側は、自社の製品は言論の自由の保護対象であり、ユーザーが既に所有しているDVDのバックアップを取るためのものだと反論した。カリフォルニアの連邦裁判所は2月20日、「問題となったのは技術そのものであり、著作権物のどのような利用法が許されるかということではない」として映画業界側の主張を支持、321にDVDコピー製品の配布を中止するよう命じている。

 同社は、両裁判所の判断のように米デジタルミレニアム著作権法(DMCA)が「消費者が公正使用のためにDVDをコピーするのはいいが、そのためにツールを使った場合は駄目」という法律なら、結局は公正使用の権利を認めていないわけで、DMCAは違憲ということになると主張。DMCAは暗号を回避するガレージドアオープナーの販売を禁じるものではないという判例を考慮に入れるよう求めたほか、DMCAは著作権保護の対象を不正に拡大しているなどと訴えている。

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