総務省は、Yahoo! BBの顧客情報流出事件を受けて4月14日、ソフトバンクBBに対し、再発防止に向けた個人情報管理の徹底を求め、文書で行政指導した。
同社の個人情報の管理体制が不十分だったと指摘。Yahoo! BBの個人情報データベースへのアクセス権限が135アカウントもあったこと、顧客データベースへのアクセスログを1週間しか保存していなかったこと、データベースにアクセスできる端末のある部屋の入退室時に認証や本人確認が行われていなかったことなどを挙げて厳重注意した。
総務省は、情報の流出経緯の報告を含めた再発防止策を5月末までに報告するようソフトバンクBBに求めている。
同時に、電気通信事業者協会とテレコムサービス協会、日本インターネットプロバイダー協会に対し、ISP内部からの個人情報持ち出し防止策を徹底するよう要請した。
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